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2020/06/26 18:48

静岡市の丸子地区は歴史的に自然薯が有名な地区。

もっとも有名なのは歌川広重による「東海道五十三次・鞠子(丸子)」ではないでしょうか。

実は、松尾芭蕉も、「梅若葉丸子宿のとろろ汁」という句を詠んでいます。


良質な自然薯が育ったのは、東海道においては珍しい「アルカリ玄武岩」という地質が理由だそうです。
そんな丸子にあるのが、静岡で一番の老舗「丁子屋さん」。

丁子屋さんの創業は、なんと1596年。時代は、戦国時代後期です。
1601年に東海道が制定され、1603年に江戸幕府がひらかれました。
その後、徳川家康の指示で、東海道松並木や、一里塚が整備されたそうです。
現在静岡でも、旧東海道は、松並木の風景が一部残されています。

丁子屋さんの店舗入口は、まさに旧東海道の名残のある道。
松が街路樹のようにはえており、少し昔の良さを感じさせる「車が双方向から通ることを前提としていないような」、少しだけ曲がった道。



茅葺屋根の店構えが印象的なお店です。


静岡の中心地から少し離れているため、火災などの被害もなく、歴史的価値のあるものを店内でも見ることができます。
(例えば、大政奉還を大衆に伝える、立て札などの現物など)

歴史を感じることが出来る店内に想いをはせながら、召し上がって頂きたい、そんな「丁子屋さんの自然薯セット」です。